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インターネットを騒がせた世界最大の暗号「Cicada3301」【後編】





【前編】から続く

その結果、「この電話番号に電話しろ 214-390-9608」という文章が検出。電話番号にかけてみると、機械音声で「Cicada 3301のオリジナル画像から素数を見つけろ」というメッセージが流れたのである。

素数を探しだした結果、「845145127.com」というURLが判明。

そのページに行くと、cicada=セミの画像と、カウントダウンしている時計が現れたのである。そしてカウントダウンが0になった1月9日、サイトには世界14カ国の都市を示すGPS座標が表示された。果たして、指定された場所に足を運んでみるとそこには、セミのマークとQRコードが書かれたステッカーが貼られていたのである。だが、そのQRコードを読み取ってみても、「我々が欲しいのは最高の者だけだ、着いてきただけのものではない」というメッセージが出てきただけだったという。




果たして、この暗号を作成した人々は何者だったのか。一部ではFBIやCIAが優秀な人材を探すために行なっていたのではとも言われているが、いずれの機関もその説を否定している。

何より、2014年には再びこのようなメッセージが出てきたからだ。

「Hello again. Our search for intelligent individuals now continues.(こんにちわ。 我々はこれから聡明な人々の探索を継続します)」

だが、それ以降は「Cicada3301」からの挑戦は出てきていない。もしかすると、我々の知らない所で暗号解明プロジェクトは進行しているのか。イタズラとしても世界中にQRコードを含む紙を貼り付けるなど、規模は非常に大きいものだったので、一概に全てを否定する事はできないようだ。




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(加藤史規 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

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