妖怪・幽霊

現代にも残る怪談…「八幡の藪知らず」で奇妙な写真を撮影!?「リトル水戸黄門」か…

千葉県市川市のJR本八幡駅から10分ほど歩いた場所に「八幡の藪知らず」という森がある。この地は古くから「禁足地」(入ってはならない場所)として地元住民に恐れられており、「足を踏み入れると二度と出てこられなくなる」という神隠しの伝承が伝わっている。

「藪知らず」の伝承は江戸時代から伝わっており、今は道路の拡張や区画工事の影響もあり森は縮小され、奥行・幅とともに18mほどしか残っておらず、また立ち入りできる場所も不知森神社(しらずもりじんじゃ)の一角しか存在しない。また、非常にこぢんまりした印象の強い「八幡の藪知らず」だが歴史を辿っていくと有名人の数々がこの地に立ち寄ったという逸話があり、つとに有名なのがテレビドラマでも有名な「水戸黄門」こと水戸光圀である。

水戸光圀はある日、興味本位でこの「八幡の藪知らず」に立ち寄り、妙な姿をした妖怪と出くわした。さらに奥地から白髪姿の老人が現れ、殺されかけたが、身分の高い人物であったため特別に許されたという逸話が残っている。




さて、この「八幡の藪知らず」だが、2018年9月9日、本ATLASの所属ライターである穂積昭雪・前世滝沢馬琴の2名が現地取材を行った際、奇妙な写真が撮影された。

この写真はインスタントカメラの「チェキ」で撮影した一枚で、写真には、1857年に江戸の伊勢屋宇兵衛(いせやうへい)が建設したという「不知八幡森の碑」と黒マスクの穂積氏の姿が写っているのだが、写真の左側に注目いただきたい。

竹と竹の間にいる小さな物体にでお気付きだろうか。

この物体はまるで小さな人間のような姿をしており、手には何やら杖のようなものを持っているようにも見える。




なお、この写真を撮影した前世滝沢氏は、すぐにこの物体に気がつき「藪知らずを守っている守護霊か妖怪の一体ではないか」と語っているほか、穂積氏も「自分が同じアングルで撮影した別の写真には何も映らなかった。光の加減かもしれないが奇妙な写真だと思う」とコメントしている。

また「杖を持っている」ということは前述の水戸光圀公(水戸黄門)のエピソードとも共通するため時間を超えて現世を彷徨っている「リトル水戸黄門」の生霊ではないか、との説も考えれるが、正体は不明だ。

なお、この写真の現物は2018年9月23日(日)に新宿ゴールデン街劇場で開催されるイベント『ニュースサイトATLASオカルトライターの凱旋』でお披露目する予定である。

当日の詳しいエピソードも紹介する予定なので都内近郊の方は是非、イベントにお越しいただきたい。




『ニュースサイトATLASオカルトライターの凱旋』

【日程】9/23日(日)OP15:00 ST15:30
【料金】予約:1800円 当日:2100円
【会場】新宿ゴールデン街劇場(〒160-0021 東京都新宿区歌舞伎町1丁目1−7 マルハビル1F)
【出演】藍上、前世滝沢馬琴、穂積昭雪、ATLAS長谷川ほか特別ゲスト乱入あり

★ご予約は各出演者のTwitter、メールで受け付けております。

(文:穂積昭雪 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©前世滝沢馬琴