ニューヨーク州仮釈放委員会は、今回もまたマーク・デイヴィッド・チャップマン受刑者の仮釈放申請を却下した。
チャップマン受刑者は1980年12月8日、ニューヨークのセントラル・パーク西側の72番通りにあったジョン・レノン自宅のダコタ・ハウスの前でレノンを射殺、その場で逮捕されている。
事件後、ニューヨークで収監されていたチャップマン受刑者は、2000年以降偶数年の8月上旬に仮釈放申請をしていたが、いずれも却下されていた。今年2018年も10回目の申請をしていたが、今回も棄却された。
チャップマン受刑者がレノンを殺害した動機については、アトラスでも紹介したように様々な陰謀説も語られることが多い。
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当時、若者に影響力のあるレノンが参加していた反戦活動を快く思わない人物や組織がチャップマンを洗脳して、暗殺を企てたというような陰謀説も多くある。
チャップマン受刑者本人は単にレノンを殺害して有名になりたかっただけと語っていたが、まるで『影なき狙撃者』(1962年)や『パララックス・ビュー』(1974年)など、巨大組織が個人を利用して犯行に駆り立てる映画さながら、CIAやフリーメーソンが関与していたかのような風説はいまだに語られることが多い。
次回11回目の仮釈放申請が出来るのは2020年8月だが、果たしてチャップマン受刑者の思いは叶うのか・・・。
(ジュリー・楊 山口敏太郎事務所 ミステリーニュースステーション・アトラス編集部)