業界のウワサ

盗作騒動『カメラを止めるな!』、別の厄介ごと発生中!思わぬ波及効果も…





都内たった2館から全国累計上映館数200館以上の拡大公開を成し遂げて大ヒットとなっている映画『カメラを止めるな!』(監督:上田慎一郎)に今、盗作疑惑が囁かれている。

週刊誌「FLASH」によると、『カメラを止めるな!』は2011年から14年まで活動していた劇団PEACEの舞台『GHOST IN THE BOX!』に着想を得て企画・製作されたもので、劇団主催者側は「原作」とクレジットすることを要求。しかし、劇団側の要求は却下され「原案」とだけクレジットされることとなった。また現在は双方で協議が進められているという。




「制作費300万円」「無名の監督・役者」が生み出した「映画界のシンデレラストーリー」として、この夏一番の話題作となった『カメラを止めるな!』。公開から2ヶ月で、早くもその伝説が崩れて去ってしまうのかと言われる始末である。

また今回、一連の報道により、『カメラを止めるな!』には新たな弊害が出ているようだ。

『カメラを止めるな!』は作品の性質上、ストーリーを詳細に紹介すると「重大なネタバレ」を含んでしまうため、紹介するマスコミ側もストーリー紹介を控える傾向にあるのだが、さすがに盗作問題を報道する際には、舞台と映画のストーリーの比較が必要となってしまう。そのため、堂々と解説することでネタバレを行うニュース番組やニュース媒体が多数存在する。つまり、まだ映画を観ることが出来ていない、地方の映画ファンから大きなひんしゅくを買っているというのだ。




このことが、一部では「これはマスコミによるネタバレテロだ!」との声もあり、新たな騒動になりつつある。

また、その一方、今回の盗作騒ぎをきっかけにクレジット上「原案」となっている劇団PEACEの舞台『GHOST IN THE BOX!』も世間から大きな注目を集めていることは確かである。「収録したDVDを買いたい」「再演する機会があれば鑑賞してみたい」との声も多く、改めてブームの大きさを証明することとなったようだ。

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映画『カメラを止めるな !』予告編

(江戸前ライダー 山口敏太郎事務所 ミステリーニュースステーション・ATLAS編集部)

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