8月15日、山口県周防大島町で行方不明となっていた藤本理稀(よしき)ちゃん(2歳)が3日ぶりに発見された。
理稀ちゃんは目立った外傷もなく元気で無事に家族の元へ戻り、また理稀ちゃんを無事に保護した大分県日出町在住のボランティア、尾畠春夫さん(78歳)も世間から大きな注目を浴びた。
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尾畠さんは仕事を退職後、全国でボランティア活動を行っている一般男性で、この日、尾畠さんは理稀ちゃんを探しに協力するため大分からやってきていた。
尾畠さんは捜索を開始してから20分ほどで理稀ちゃんの居場所を突き止め、お腹を空かしていた理稀ちゃんに持っていた飴玉を食べさせ、両親に引き渡すことに成功している。
この尾畠さんの冷静な行動は日本中で喝采を浴びたのだが、その一方、一部では尾畠さんと同じ年齢のこの人と比べられることも多いようだ。
日本ボクシング連盟の元会長の山根明氏である。実は山根元会長と尾畠さんは同じ78歳であり、なんの因果かほぼ同時期に日本中から(意味合いは全く違うが)関心が寄せられているご老人となっているのだ。
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しかも、すでにご察しの方も多いかと思うが、尾畠さんおよび山根元会長もお互い普段から飴を所持していたことも共通している。
山根元会長は香ばしい醤油が隠し味の「カンロ飴」、そして尾畠春夫さんはエネルギー補給のため塩味の飴を持っていた。
尾畠さんの持っていた塩味の飴は一部報道によると「SARAYA」というメーカーの「匠の塩飴」という飴で、理稀ちゃんに渡したのもこの「匠の塩飴」だったという。
この匠の塩飴が注目されたため、一部ショップではこの匠の塩飴が一時売り切れるといった現象が報告されており、皮肉にも山根元会長効果でカンロ飴の売上が若干アップした現象とよく似ている。
当然ではあるが、両者には関係性は全くない。しかし、8月前半という短い期間に二人の78歳の男性がきっかけで、一部メーカーによる飴の売上が伸びたのは事実。これはまるで真夏のミステリーのような「奇異なシンクロ」と言えなくもないだろうか……。
(文:アリナックス城井 山口敏太郎事務所 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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