既にATLASでも報じている通り、現在、日本ボクシング連盟が揺れに揺れている。問題はボクシング連盟の助成金の不正流用から山根明会長のパワハラ問題に発展。最近では「おもてなしリスト」の存在が注目を集めている。
「おもてなしリスト」とは、ボクシング全国大会開催県が山根会長を接待する際に使われる覚書で、大会時には山根会長の機嫌を損ねないよう「スイートルーム宿泊」「豪華な椅子」「好みの食事」などが事細かに書かれているという。
なお、食事リストにはミネラルウォーターが6本にぶどう、バナナ、メロンなどの果物のほか、酒好きの山根会長のために麦焼酎や梅酒、酒のアテの落花生、スルメなどのつまみ類を揃えることが記されている。ところが、酒飲みの一方、山根会長はお菓子も好きなのか、せんべいやアーモンドチョコ、ミルクキャラメル、そしてカンロ飴が献上されるという。
「カンロ飴」というと、若い世代にはあまりピンとこない飴かと思うが、カンロ株式会社が60年以上前から発売している飴である。砂糖味にしょうゆをプラスした甘じょっぱい風味が特徴だ。
今回、山根会長におもねる際のリストが公開された時、もっとも注目を集めたのがこのカンロ飴だった。Twitterでは「なんかカンロ飴が食べたくなった」「久々に舐めたい」といった声が多発。一部コンビニなどでは、現在カンロ飴の売り上げが若干ではあるが伸びているという。
また、ボクシング協会の騒動とほぼ同時期の7月31日、日経MJ(流通新聞)によると、甘露株式会社は「カンロ飴」を2018年9月に風味を刷新する計画があるという。
しょうゆの風味をさらに強くするなどのリニューアルを図るほか、ミント味やハーブ味などの新フレーバーを追加。発売63年目にして、大変革を行うという。
その発表があった、数日後に今回の山根会長の「おもてなしリスト」が暴露される……という、どこか狙ったかのような絶妙のタイミングだっため、一部の都市伝説ファンの間では「今回の騒動はボクシング協会とカンロ飴が仕組んだ茶番劇だったのでは」との笑止千万の噂も飛び出すほどである。
むろんアメだけにそんアメ~話もないと思うが、確かに気になるおバカ都市伝説ではある。
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(文:アリナックス城井 山口敏太郎事務所 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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