大阪府警富田林署に於いて、弁護士と接見した容疑者が署内から逃走するという、通常ではあり得ない事件が発生した。逃走したのは松原市の無職・樋田淳也(ひだ じゅんや)容疑者(30)である。
樋田容疑者は引ったくりや強制性交の疑いで拘留されていた。事件が発生したのは2018年8月12日午後7時半から8時にかけてとみられている。樋田容疑者は午後8時に接見を終えた弁護士が退室した後、仕切りのアクリル板を強引にこじ開け、その隙間から逃走した頃とみられている。
関連動画
勾留中の容疑者の男が逃走 大阪・富田林署(18/08/13)
顔写真を見る限り、凶悪犯というイメージはないが、本能的にレイプや強盗に走る可能性があり、住民の不安は高まっている。
樋田容疑者は子供時代同級生を笑わせるなど、明るい性格であった。しかしながら、成長するにつれ犯罪に手を染めるようになったようだ。
接見室には本来ブザーがついていたが、富田林署は不必要だとして電池を抜いていた。また、気がついたのは午後9時半近くであり、1時間半近くも容疑者をフリーにしてしまった。また、地元住民に容疑者逃走の警告メールが送られたのは、事件発生から9時間ちかくも経っていた。
地元住民の間では、富田林署署長の責任を問う声が上がっており、警察に対する不信感が高まっている。
(馬鹿拓郎 ミステリーニュースステーション・アトラス編集部)
画像©写真素材足成