「デジャブ」現象のメカニズム解明に科学が迫る

これまで一度も足を踏み入れたことがない場所なのに、なぜか前にも来たことがあるような気がする。

そんなデジャブ現象の経験がある人もいるのではないだろうか。

この不思議な感覚を引き起こす要因については、例えば類似した記憶に当てはめて認識したことで生じるなど、様々な仮説が出ていたが科学的なメカニズムが確定した訳ではなかった。




そこで研究者らは、「催眠術を使用して単純な記憶を作成、その記憶が忘却された後に特定のトリガーによって記憶が再生されるか」といった2006年に行われた研究をはじめ、実験室条件下でデジャブを再現しメカニズムを解析しようと試みている。

最近では、VRを使用して「同じレイアウトでテクスチャや風景が異なる仮想ゲームの世界」を見せることで疑似記憶を作ってもらう、という実験も行われている。

デジャブ現象の最も一般的な解釈は、人が既存の記憶と非常に類似しているが、完全には一致しない体験と認識したときに引き起こされる記憶現象であるというものだ。




しかし、磁気共鳴画像法(fMRI)を使用したある研究では「21人の被験者がデジャブ現象を経験している間に脳をスキャンしたところ、最も活発だったのは記憶ではなく意思決定に関与する脳の一部であることが判明した」という結果が出ている。

この結果から、脳が実際に経験したことにより発生する記憶と認識との間に生じる齟齬に対処しようとしていることが解るという。

不思議な現象のメカニズムが完全に解明されるのも、そう遠くないのかもしれない。

(田中尚 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

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