2017年末から立て続けに横綱・日馬富士の暴行問題、2018年6月の日大アメフト部の反則タックル問題、伊調馨とレスリング協会コーチのパワハラ問題、そして8月の日本ボクシング連盟・山根会長の不正流用疑惑……と、問題山積の日本スポーツ界が現在揺れに揺れている。
これら騒動は選手側ではなく、選手を管理する側の協会や大学などが不祥事を起こしているところが特徴である。
そして、この一連のスポーツ業界の不祥事を「もしや予言していたのでは?」という漫画があるという。
それが、何を隠そうプロレス漫画の金字塔『キン肉マン』だ。
現在、キン肉マンは『週刊プレイボーイ』で連載していた作品をwebに移行して、「週刊プレイボーイweb comic」で毎週連載されているが、この『キン肉マン』の内容こそが、今現在スポーツ界における騒動と一部シンクロするという。
現在、連載中の『キン肉マン』はかつての強敵、ジ・オメガマン双子の兄が率いる「オメガ・ケンタウリの六鎗客(ろくそうかく)」とキン肉マンたちの戦いを描く新シリーズに突入しているのだが、このシリーズで活躍する超人が戦いを行うことで不祥事が次々と明るみになるらしいのだ。
例えば、横綱・日馬富士の暴行問題が取り沙汰された時は、相撲超人のウルフマンと完璧超人のルナイトの試合が控えていた(2月~3月)ほか、伊調馨選手のパワハラ問題が報じられる前後(4月~5月)は、メキシコのルチャリブレの戦法を得意とするキン肉マンマリポーサが試合を行っていた。
また日大のアメフト問題時(5月~7月)には、アメフト風のコスチュームを着たパワーファイターのキン肉マンビッグボディが、そしていま、ボクシング連盟の問題が取りざたされている現在(8月~)は、なんとボクシングスタイルを得意とするキン肉マンゼブラが戦っていたのだ。
これらスポーツをモチーフとした超人は(今シリーズにおいては)敵ではなく、味方陣営というところも興味深い。現在試合中のキン肉マンゼブラ(ボクシング)を除いては、これらスポーツ超人は全員試合に勝利していて「不抜けた現実のスポーツ界に、まるでキン肉マンのキャラクター達が『喝』を入れているようだ」と話題になっている。
やはり正義の味方は、この世のあらゆる悪事を見逃さない……のか?
(江戸前ライダー 山口敏太郎事務所 ミステリーニュースステーション・ATLAS編集部)