7月6日朝、各報道機関からの既報通り、死刑囚だったオウム真理教の元教祖・麻原彰晃(本名:松本智津夫)を含む教団関係者7名の死刑が執行された。

さて、オウムおよび麻原といえば、1980年代~90年代初頭までは「胡散臭い新興宗教家」という立場で数多くのテレビや雑誌に連日出演していた。また1995年の地下鉄サリン事件を起こす前までは、その高い知名度を活かして、飲食店やパソコンショップなど幅広くビジネスを行ってた。

当時、特に有名だったが、「オウムのお弁当屋さん」という東京都世田谷区にあった弁当屋である。オープンしていた頃のチラシによると、のり弁290円からというリーズナブルな価格なうえ、24時間営業。さらに宅配サービスまであるという非常に便利な弁当屋で、近隣に勤めるサラリーマンに大盛況だった。




この「オウムのお弁当屋さん」の常連客には、『ルックルックこんにちは』で司会を勤めていた岸部四郎もいて、「安くて美味しい」ということでよく利用していたという。

岸部とオウムのお弁当屋さんにはこんな逸話がある。

オウム真理教による一連の疑惑が強まり始めた90年代初めのころ、『ルックルック』に麻原が出演し、弁護士と討論を行う機会があった。司会の岸部はスタジオにいる麻原の緊張をほぐそうと「麻原さん、私、オウムのお弁当屋さんをよく利用してたんですよ!」と話しかけたところ、「あっ。そうなんですか。ありがとうございます」と、それまで教祖然としていた威厳さが突如消え、一瞬ではあるが「普通の人」に戻っていたという。

なお、麻原は弁当屋の他にも「うまかろう安かろう亭」というラーメン屋を都内に開いていて、最盛期には10店舗ほどオープンするなどして、ビジネスマンの顔を持っていたようだ。

これらのエピソードから察するに、凶悪犯罪者・麻原彰晃の内面は、実は一般的な感覚を持った普通の人だったのではないかとも言われている。

(安坂由美彦 ミステリーニュースステーション・ATLAS編集部)

画像©PIXABAY




 

関連記事

最近の投稿

ページ上部へ戻る