先月の5月25日、タイにて大量の金塊が地中から発見、旧日本軍が埋めたものではないかとして話題になっている。
発見された場所はミャンマーとの国境付近にあたるタク省メーソート地区。政府によるゴム園の開墾中に作業員たちが洞窟を発見。その土中から大量の金塊が出てきたという。
金塊は数トン規模のもので刻印はない。発見者である農場主らは金塊の所有権を主張し、国に対して裁判も起こす予定だという。
しかし、この金塊騒動に対して、現地メディアが「そのような事実はない」と報じているなど、現地でも情報が錯綜している。
もし金塊が旧日本軍のものであったとするならば泰緬鉄道やラングーン部隊が保有していたものである可能性があるが、終戦間際の激戦地であり敗戦も濃厚であったため、大量の金塊を持っていた部隊が隠れていられたのかという疑問も残る。
そもそも東南アジア各地では、旧日本軍が隠した金塊や資金が残されている、という都市伝説が存在し、現地の人々に信じられている。過去には金属塊にメッキしたものを用いた埋蔵金詐欺もあったという。また麻薬取引などの犯罪目的で偽金塊が出回る事もある。
果たして今回の金塊騒動はどのような展開となるのだろうか。
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(勝木孝幸 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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