先日、フィリピンのオリエンタル・ミンドロ州サンアントニオの町の海岸に、巨大な謎の死体らしきものが漂着。地元でも見たことがない物体ということで、多くの人々が集まって騒動になったという。
全体の大きさは20フィート、一方の端は約4ftの、もう一方のには約2ftの幅のヒレのようなものがあり、全体的に灰色がかった白色となっている。
海岸は奇妙な生物を一目見たい、また写真を撮ろうとする人々でごったがえしていたが、多くの人たちは同時にこの生物の漂着は大地震や天変地異などが起きる前兆かもしれないと不安を抱いているという。
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Massive ‘globster’ sea creature washes up on beach in Philippines
地元の人々は、「深海の生物や巨大な怪物が現れると、何か悪いことが起きると昔から言われている。この地域に地震が起きたりするのかもしれない」等と噂しているという。
だが、この生物はいわゆる漂着死体の一種「グロブスター」であるとみられている。
昨年2月にフィリピンのディナガット諸島でも同様のグロブスターが漂着し、当局はイルカやマナティーの死体が変形したものであると断定した。
現地のの漁業法執行官は死体のさらなる分析のためにサンプルを採取、「今のところクジラである可能性が高いが、正確な種はまだ分からない。研究所でのDNA分析が進めば判明するだろう」と述べている。
しかし腐敗が進行しているため、地元の水産資源局は、近日中にその生き物の死体を処分する予定だという。
(加藤史規 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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