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「ツタンカーメンの墓」には隠された部屋が存在した!?衝撃の調査結果とは

エジプトのピラミッドやファラオ達の墳墓にはまだ未発掘の場所があるのではないかとする説が出てくる事がある。例えば有名なクフ王のピラミッドには女王の間の横に空間があり、まだ発見されていない部屋や空間が存在するのではないかと考えられている。

王家の墓で一番有名なツタンカーメンの墓もまた、同様の説が存在する墳墓の一つだった。

ツタンカーメンの墓は発見されるまでほぼ盗掘に遭っていなかったが、それ故に隠された部屋などが存在するのではないかとする説もあった。理由としては、王の墓としては小さすぎるので、急死した王のために家臣用に造られた墓に入れたのではないか、副葬品の量を見るとまだ未発見の閉ざされた部屋もあるのではないかとする見方がある。




またイギリスの考古学者ニコラス・リーブス氏が墓の内部の高解像度写真を調べたところ、少なくとも1つは隠された扉の輪郭と思われるものが発見されたため、2015年にツタンカーメンの墓の隠された部屋を探す調査が開始されることになった。

その後、2016年3月に当局は墓の中に隠された2つの部屋の存在を確認するような痕跡を発見したと発表。壁の奥にはまだ未発掘の部屋があり、ツタンカーメンの母だったのではとも考えられているネフェルティティ王妃(※)のもである可能性もあるとする見解を明らかにした(※ツタンカーメンの母については諸説ある)。

だが2年後、エジプト当局は3回目の分析を行ったところ、墓の壁の後ろに秘密の部屋が存在していないことが判明したと結論付けた。

トリノ工科大学のフランコ・ポルセッリ教授は、「葬式室を越えて最大4メートルのドアや空間がないという証拠はない」と述べつつも、「今回の結果は残念だが、我々研究者から見ても決定的なものだ」としている。




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No hidden rooms in Tutankhamun’s tomb

(田中尚 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

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