24時間稼働して撮影し続ける監視カメラが、偶然にも心霊現象や何らかの異変を捉えてしまうことはよくある。今回紹介する映像はドローン搭載のカメラが偶然撮影してしまった怪現象という珍しい映像だったこともあって海外で話題になったものだ。
イギリス人のカメラ愛好家トーマス・アーノルド氏は、新しく手に入れたドローンを試すためにグロスターシャーのバークレー城へ持参し空撮を試みたという。ドローンの調子も搭載されたカメラの状態も順調だったが、一度だけ数十秒ほどドローンのカメラと通信が出来なくなった。
だが、カメラ自体は順調に動いており、動画も途切れることなく撮影されていた。無事に空撮を終えたアーノルド氏が動画を確認してみたところ、実はカメラがとんでもない瞬間を捉えていたことが判明したのだ。
それがこちらの動画。城上空を飛行していくドローン搭載のカメラはやがて城の真上へとさしかかり、城の内部が確認できるアングルになる。すると、上空から見える城内部の通路を何かが動いていることが見てとれる。それは一見通路を走る人間のようにも見えるのだが、拡大してみると半透明の人影なのだ。
関連動画
Ghost knight on horseback at 11th Century castle capture video drone April 2018
人影はまるでカメラから逃れるように、通路を駆けて城内部に通じる扉に向かったあたりで消えてしまう。不気味なことに、この動画はドローン搭載カメラに異常が起きて通信が途絶え、動画を確認できなかった数十秒ほどの間に収録されていたのだという。
まるで幽霊がドローンとカメラに気付き、姿を捉えられてしまってはならないと逃げたり撮影を妨害したかのようだ。
地元の人々によれば、この城は1327年にエドワード2世が殺害されたとして有名でもあるため、やはりドローンが捉えたのは城に住む幽霊ではないかと話題になっているようだ。
視聴者からは幽霊をCGで加工したのではとする意見もあるが、加工の痕跡が見られないとする声も上がっている。また撮影者のアーノルド氏も、走っている人影とは逆向きに風が吹いていたため、風に流された煙などを捉えた可能性は低いという。
彼が撮影してしまったものは何だったのだろうか。やはり、この城の幽霊だったのだろうか?
(加藤史規 山口敏太郎事務所 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
画像&動画 ©Thormas Arnold SWNS.com YouTube