現代にも出現していた!?鉱山や洞窟に潜む伝説の小さな妖精「ゴブリン」

 ゲームなどに序盤の敵として現れる小悪党のような小型のモンスター、『ゴブリン』はヨーロッパの民話等に登場する妖精の一種である。イギリス諸島、北西部ヨーロッパ、スカンジナビア、米国という広い範囲に伝説が存在している。

 鉱山や洞窟の中に住まいがあると言われる。また体つきは小柄であり、大きくなってもせいぜい体長が30cm程度が限界である。非常に欲が深く、金と宝石のためならなんでもやってしまう。基本的に邪悪な性質であり、人間に悪意をもって接してくる場合が多い。だが、地域によってはふざけた奴だが、邪悪ではなく憎めない存在だという説もある。

 ドイツの悪戯妖精『コボルト』は、『ゴブリン』に近いという指摘もある。また『ノーム』や『ドワーフ』も性質が近いという意見も多い。何故か、欧米の研究家たちは、日本の妖怪『天狗』と『ゴブリン』が似ていると主張している。




 実は『ゴブリン』による被害は現在も報告されているという。AllAfrica.comの報道によると、2012年アフリカのジンバブエにある病院がゴブリンの集団に襲撃され、同年11月に閉鎖に追い込まれた。ジンバブエの南マタベレレンド州にある小学校および中学校もゴブリンのいやがらせ子供たちが登校拒否に追い込まれ、廃校となったという。

 アフリカは呪術や迷信を信じている人が多く、社会に浸透しているためこのような妖怪や妖精が出現したというニュースが流れたりもするが、もしかすると本当にゴブリンのようなものが姿を表してしまったのかもしれない?

(山口敏太郎 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)




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