様々なツイッターでの発言が注目されているアメリカのトランプ大統領。政治的な発言や過激な主張で度々注目されているのだが、先日なんと「ある惑星が地球に衝突し、壊滅的な被害を与えて人類が滅亡する」という発言をした!?とアメリカ国内で話題になっている。
アメリカ国内の陰謀論者によれば、大統領は世界の科学者が存在しないとして見解が一致している惑星「ニビル」の存在を信じており、いずれ訪れる破滅について言及するツイートを残したと主張している。
しかし、この主張については証拠となるツイートが確認できないため、トランプ大統領が本当に信じているのか疑問が上がっていた。これに対して「ニビルに関するツイートはすぐに削除されたのだ」とする反論が出てきたため、さらにネットで議論が紛糾することとなった。
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Behold Nibiru Nonbelievers! Huge Flying Alien UFO Sky Bodies Produced Alien Sunsets In 3 States
一連の主張は、ウェブサイト「SomeonesBones」から出てきたものであり、アメリカでは陰謀論系のサイトとして認識されている。
そもそも惑星ニビルとは、陰謀論者によれば太陽系の一番端に存在する惑星であり、公転軌道が地球のものと交差しているため、いずれ地球と衝突すると信じられている。
数学者であるデビッド・ミード氏は、惑星X(またはニビル)が地球に近づいていると最初に予測した人物だ。彼は聖書の中に隠されていたメッセージを読みとき、2017年9月23日に惑星ニビルが衝突して人類を滅ぼすだろうと予言した。しかし、実際には何も起きていなかったことは我々も知る通りだ。
そこで彼は、聖書の中に隠されていた数字のコードに基づいて、「10月に始まる7年間にわたって行われる」と主張を変えてしまっている。彼の最新の主張によれば、2018年4月23日に太陽、月、木星が乙女座の方角に並び、世界に破滅と混乱が訪れるとなっている。
彼は4月23日に神秘的な “死の惑星”が空に現れ、第三次世界大戦が始まり7年間の苦難を引き起こすと予言している。
当然ながらこの予言は科学的にも否定する声が多く上がっている。アメリカの宇宙工学学者であるデイビッド・モリソン博士は「ニビルの存在について信憑性のある証拠は何もない」と述べている。
「観測された写真もなければ追跡もされていない。今月中に太陽系の内側を通って地球に近づく予定の惑星があったとすれば、それはすでに火星の軌道の内側にあることになるので、肉眼では容易に見える明るい星として認識されるだろう。そんな星があったとすれば、天文学者や研究者らがもっと早くに見つけていて発表しているだろう」
果たして23日に何が起きるのか、注目して見守っていきたいところだ。
(加藤史規 山口敏太郎事務所 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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