3月までのテレビ番組が終わり、改編期を迎えた4月からの民放各局の新番組がようやく出揃ってきた。特に注目を集めているのが今月から放送される、または既に始まっているテレビアニメである。
既にATLASでもご紹介している通り、4月から放送されるアニメ番組には10年ぶりのリメイクとなる『ゲゲゲの鬼太郎』のほか、永井豪原作の『キューティーハニー』のリメイク『Cutie Honey Universe』などの昭和時代の大人気アニメのリメイク作が多数登場する。
さらに、深夜の時間帯にはルパンシリーズの新作である『ルパン三世 PART5』、ボクシング漫画の傑作『あしたのジョー』を原案とした近未来ボクシングアニメ『メガロボクス』が放送されるなど、タイトルだけ並べても「いったい今は昭和何年なのか?」と錯覚するようなアニメばかりが放送されている状態だ。
この傾向はここ3年くらい前から顕著になっており、『おそ松さん』や『タイムボカン24』などのリメイク作が人気を博したことによる効果と考えられる。が、最近では「さすがに過剰気味」の声も強く、「オリジナリティを感じられない」と批判されることも多い。
都市伝説の世界でいえば、この相次ぐリメイク現象は「時間の逆行(タイムスリップ)」ということであり、平成30年の今、空間そのものが昭和時代へ逆行している、と考える向きもあるという。現に2018年4月にATLASでもご紹介した通り、「時空の歪み」を証明する動画が公開されたこともあり、世界各国で何かしらの影響があるともいわれているようだ。
さて、上記のような荒唐無稽な理屈はともかくとして、ある一定範囲内の世代には需要のある昭和アニメのリメイクではあるが「安易な似たり寄ったりの企画を連発」だとしたら、視聴者にすぐに飽きられることは明白だろう。
(文:パンダ・レッサーパン・ダグラフ ミステリーニュースステーション・ATLAS編集部)