ビートたけしが独立する問題は、様々な波紋を業界内部の各方面に広げている。
まさにとんでもないビックバンが起こっているのだ。アトラスでもたけし独立問題に関して「安住伸一郎をマージン20%で誘った」など記事にさせていただいた。
業界では様々な噂が流れており、予断を許さない状況が続いている。「弟子は1人も連れて行かない」というのはたけしの発言だが、これには異論が飛び出ている。
たけし軍団と師匠であるたけしの絆は強く、そう簡単に切れるものではない。いずれ合流するのではないかと見ている関係者は多いようだ。また、たけしを神のように尊敬する寺島進がおとなしく黙って残留するはずがない。何か密約があるのではないかと言う噂も流れている。
4月1日からたけしが所属する新しい事務所「T.Nゴン」は、たけしのビジネスパートナーの女性が中核となって運営される事務所であり、マネジメント能力や業界での人脈にまだ難点があると言われている。新しい事務所は、たけしによる現在のレギュラーの仕事をやりながら、各芸能事務所から優秀なマネージャーをスカウトしていくとみられている。噂では具体的に優秀な人材を既にかき集め始めているとも指摘されている。
つまり、今新しい事務所に大量の弟子たちやたけしを慕う俳優たちが移籍しても、彼らのマネジメントが出来る戦力が揃っていない。また所属タレント各自に様々な契約が残っており簡単にやめるわけにはいかない。そこで、しばらく残留と言う形をとったものと推測されている。
優秀なマネージャーが10人近く揃った時点で、たけしの下には弟子たちや俳優たちが合流するものとみられており、その時期は今から2年後が目途であると言われている。
言い換えれば、新しい事務所の営業体制が整い、マネージメントが可能になった時点で契約切れのタイミングを持って続々と合流する可能性があると噂されているのだ。それまでの間、軍団の中にはある意味諜報員的な役割をする弟子も出てくることになるだろう。
今の事務所に数億円にのぼる遺産を置いてきたたけしではあるが、これは長年尽くしてくれたスタッフへの慰労金・手切れ金も入っていると見なされている。 稼ぎ頭のたけしがいなくなることにより、収入が途絶え、軍資金であるたけしがが残した数億円がなくなるタイミングで、新しいたけし事務所に寺島進やたけし軍団が勢ぞろいする形になるだろうと噂されている。
このような噂話は、多数の業界関係者が耳にしており、様々な立場の人間が警戒をしている最中だ。
たけしは新しい事務所で、営利追求だけではなく自分のやりたい仕事を中心に企業運営をしていくつもりであり、少年のような心を持って今後の芸能生活を送っていくと言われている。今後、芸能界に新たな勢力図が誕生する事は間違いないだろう。
たけしに関する記事はアトラスで何度か扱っている。「ビートたけしが語る。北野大の雨の日の運動会」「ラッシャー板前のビートたけしの良い話」「ビートたけしが語る。松方弘樹の豪快なステーキの食べ方」「ビートたけし、渡哲也のかっこいい飲み方より」「小遣いをせびる母ちゃん、その真意は?」などが人気のアーカイブである。
(大山朱姫 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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