先日、ATLASにてご紹介した『ラブライブ』の楽曲に謎の女性の笑い声という記事が、大きな反響をいただいたので今回は一連の「謎の声」シリーズの続編として以下の作品をご紹介したい。
今回ご紹介するのは1984年に放送された「スーパー戦隊」シリーズ第8作目の『超電子バイオマン』のオープニングである。
この『超電子バイオマン』のOPには、1番と2番の間奏に歌っている歌手(宮内タカユキ)とはまったく違う、謎の男性の声色が聞こえるという都市伝説が古くから囁かれている。
実際に聞いてみると、「超電子バイオマン」という戦隊名を叫ぶパートの後、約20秒間のギターソロの間奏があるのだが、確かに2番に移り変わる寸前、妙に何やらこもったような男の声が聞こえるのだ。
古くからの特撮ファンの間では、「どうかな?」「どうしたの?」といった裏方スタッフの声にも聞こえる、とネタにされることがあるが、聞きようによっては「Go!Fight」という英語にも聞こえるために、作曲家(加瀬邦彦)が意図的にいれたフレーズではないかとの指摘も詳細は不明である。
なお、本作『超電子バイオマン』は戦隊シリーズでも稀に見るトラブルの多い作品として知られている。
バイオマンはシーズンの放送途中で、女性戦士「イエローフォー」を演じていた女優Yが失踪する事件が発生。番組内ではイエローフォーはマスク姿のまま死亡したことにし、翌週から二代目のイエローフォーが登場するというドタバタ劇が起きていた。
そのため一部では『バイオマン』は「不幸な戦隊作品」とも揶揄されることもあり、今回ご紹介した主題歌の謎もその噂に拍車をかけているようである。
(文:アリナックス城井 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
画像『「超電子バイオマン」コンプリート・ソングコレクション 戦隊8』