アトラスでも紹介しているが、近年ネット上に「未来からやってきた」と主張する人物が登場する事例が起きている。
未来人「ジョン・タイター」、2ちゃんねるに登場した「2062年から来た未来人」、そして最近ネットを騒がせている「2030年からきた未来人・Noah」などだ。
だが、そんな「未来からきた」と主張する人物の目撃例は過去にも存在していた。
1950年6月、アメリカはニューヨークのタイムズ・スクエア。車の行き交う道路上に突如一人の男性が出現。その男性は慌ててその場を離れようとしたが、やってきたタクシーに轢かれてしまった。男性は即死であったが、変わった点があった。
彼はシルクハットに黒いコートを身に付けており、当時のファッションとはかけ離れた格好だった。この格好は19世紀頃、所謂イギリスのヴィクトリア朝時代に流行したファッションだったのである。シャーロック・ホームズの舞台と重なっているので、思い出してみると分かりやすいかもしれない。
格好だけならコスプレや懐古趣味といえるかも知れないが、男性の身元の証拠になるものはないか改めてみたところ、彼のズボンのポケットの中から「Rudolf Fents(ルドルフ・フェンツ)」と書かれた名刺が入っているのが見つかった。他にも紙幣や手紙があったのだが、それらはすべて1876年発行のもの。実に70年は前のものだったのだが、経年劣化した様子が見られなかったのである。
警察は名刺を元に地道な調査を続けていたが、ある日ようやく男性の名前が1939年発行の電話帳に掲載されていたことを発見する。その電話にかけてみると、男性の息子の未亡人であるという老女が出た。そして、彼女の義父である「ルドルフ・フェンツ」氏が1876年に「タバコを吸ってくる」と言って外に出たきり、行方不明になっていた事が判明したのである。
警察が行方不明者リストを調査した所、19世紀のリストの中に確かに彼の名前が存在した。これが確かならば、彼は行方不明になって70年後、そのままの姿で1950年代のアメリカに現れ、交通事故死してしまった事になるのだ。
彼は時空の歪みに落ち込んで、70年の時を越えてしまったのだろうか?
この件に関して調べていくと、面白い事実が明らかになってきた。それについてはまた次回に譲ろう。
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Is Time Travelling for Real ? Compelling Pieces Of Evidences Caught on Tape Prove Time Travel Exists
(田中尚 山口敏太郎事務所 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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