ピンキーとキラーズと言えば、名曲「恋の季節」で一躍スターダムにのし上がったボサノヴァグループである。50歳以上ならば、誰しも知っている昭和の人気者だ。ピンキーとキラーズとは、ピンキー=小指とキラーズ=殺し屋という意味であり、歌でファンのハートを撃ち抜いた存在であった。
そんなピンキーこと今陽子が2018年2月12日、TBS系列で放送された「歌のゴールデンヒット -青春のアイドル50年間-」に出演し、当時のエビソードを披露した。
人気絶頂時、TBS系列でピンキーとキラーズが本人役で出演の「青空に飛び出せ!」というドラマがあった。キャンピングカーならぬピンキングカーに乗り込んだピンキーとキラーズが若者たちの独立国を作るために、ドタバタを繰り広げるというコメディタッチの作品であった。
この作品でピンキーとキラーズは様々な場所に行くのだが、あまりに忙し過ぎて、本人が出ているのが売りのドラマなのに、影武者を使っていたという。また、本人が出演するシーンでもこれまた忙し過ぎてクロマキーで撮影して、あとで風景を差し込んだようだ。
ドラマ撮影において危険なシーンではスタントマンを使うことはしばしばあるが、忙し過ぎて普通のシーンでも影武者を使うとはなかなか興味深い話だ。
またピンキーとキラーズが解散した理由として、wiki等ではピンキーが「おっさんたち、足手まとい」という暴言を吐いたとされているが、事実は少し違うようだ。
その情報の元ネタとされるYOMIURI ONLINE (2011年12月9日)の今陽子のインタビューを読み直してみると、当時ピンキーこと今陽子がそう思っていただけのようで、悪様に言ったことは一切ない。どうやら、少しずれた情報が広がっているようだ。
それにしても、60代になっても綺麗なピンキーに脱帽である。
アトラスでは解散にまつわる記事を何度か掲載している。「スマップ解散をタイムボカンがネタにした」「ファン大ショック、チャットモンチー解散」などが主な記事である。
(山口敏太郎 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)