世界中を混乱させたニセ預言者、「第三の眼を持つ男」ロブサン・ランパ

ノストラダムスに始まり、ジュセリーノや出口王仁三郎等、世界各地に予言者は存在し、今もその予言の内容は注目を集めている。時には予言の内容が社会に混乱をもたらす事も少なくない。

だが、そんな予言者の中には結局騒ぎを起こすだけ起こして、後に詐欺師だとばれてしまったケースも存在している。それが、「第三の眼を持つ男」ロブサン・ランパだ。

彼はチベット生まれのラマ僧を自称しており、当時まだ不明な所が多かったラマ教の奥義やチベットの様子を紹介した著作「第三の眼」を出版、世界的ベストセラーとなった。




彼は少年の頃にラマ教の高僧から額に第三の眼を込められ、僧院での厳しい修行を経て数々の超能力を体得。未来を見ることの出来る予言能力も得たとして、20世紀末には世界中を天変地異が襲うとしたのである。予言は異変は世界規模で起き、日本や韓国などが海中に沈み地中海が隆起して気候が変動、地球全土で終末的混乱が起きるという内容だった。

当時はノストラダムスの大予言等の終末予言が注目を集めていたため、ランパの予言も脚光を浴びた。しかし、著作の内容に矛盾が見つかり、経歴が洗われた結果、ランパの正体が判明してしまう。彼は神秘に満ちたラマ教の高僧などではなく、水道工事業者の息子で本名をヘンリー・ホプキンスと言うごく普通のイギリス人であったのだ。更にはチベットはおろかイギリスから一歩も外に出たことがなく、著作は大半が想像で書かれたものと解ったのである。

このスキャンダルが明るみに出て、ランパは後にカナダヘ渡り現地に帰化した。第三の眼を持つ聖人とやらは、秘密のベールを捨てて自ら一般人になってしまったのである。




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Lobsang Rampa.

(田中尚 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像&動画 ©Arthur França YouTube

 

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