1月10日、『白猫プロジェクト』などのオンラインゲームの制作元として知られる株式会社コロプラが特許権を侵害をされたとしてゲームメーカーの任天堂から提訴されたことがわかった。
報道によると、今回の提訴は白猫プロジェクトで実装された技術が任天堂の特許を侵害しているとし、任天堂は白猫プロジェクトの配信差し止め、および44億円の損害賠償を求める訴えを東京地方裁判所に起こしている。
『白猫プロジェクト』は若者の間でも大人気のアプリゲームで、老舗メーカーである任天堂との裁判沙汰に大きなショックを受けているゲームファンは数多いようだ。
しかしそんな折、Twitterでは、今回任天堂から訴えられたコロプラ側の用意した代理人の名前が「あまりに衝撃的で、運命を感じる」と話題なのだ。
そのコロプラ側が用意した弁護士の名前は鎌田 真理雄(かまた まりお)氏といい、まさしくその名まえこそ任天堂の代表的なキャラクターのひとりである『スーパーマリオ』と同名である。
この奇跡のシンクロ現象にネットでは「どっちの味方なんだw」「Nintendoがマリオと戦うのかw」と話題騒然。これから法定で戦う両社にとっては、とてもお茶らけていられるような状況ではないが、ジョークとしてはよく出来た話である。
ゲームキャラが弁護士に乗り移った、もしくはキャラのパワーがキャラと同名の弁護士を呼びよせた・・・これこそ奇跡ではなかろうか。
なお、今回の訴訟と同じようにゲームのキャラクターが弁護士と同じ名前というケースは、これまた任天堂のゲームである『ドンキーコング』が巻き込まれた『ドンキーコング裁判』を彷彿とさせるとも囁かれている。
『ドンキーコング裁判』とは1980年代、任天堂のキャラクター『ドンキーコング』がユニバーサル社の映画作品『キングコング』のキャラクターを不正使用したと訴えられた裁判である。
この裁判で任天堂が用意した代理人がジョン・カービィ氏という人物だった。
ジョン・カービィ氏はアメリカ国内でも名の知れた辣腕弁護士であり、もしかして「カービィ」の力もあり、任天堂はユニバーサル映画から逆に約160万ドルもの損害賠償を勝ち取っていた。
ジョン・カービィ氏に感謝した任天堂は新発売するゲームソフトに彼の名前を付けることを決定。その結果生まれたのが1992年に発売され現在まで続く人気タイトル『星のカービィ』だったという都市伝説もある。
ゲームの都市伝説としては「子供向けゲームに登場した卑猥なキャラ」、「芸人の未来を予言したゲームソフト」といった都市伝説がある。
(文:江戸前ライダー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
画像『白猫プロジェクト ひこうじま公園 1 (ファミ通クリアコミックス)』『スーパーマリオくん 傑作選 (てんとう虫コミックススペシャル)』