業界のウワサ

紅白歌合戦「けん玉ギネスチャレンジ」は放送事故!?伊集院も猛ツッコミ!





昨年末の12月31日に行われた『第68回紅白歌合戦』において、少しばかり風変わりなハプニングが発生した。

紅白に3年連続で出場している演歌歌手・三山ひろしが自身の代表曲『男の流儀』を歌う後ろで、けん玉のギネス記録に挑戦するという企画だった。

その詳しい内容とは、玉をけんの大皿に乗せるという、けん玉の基本技「大皿」を三山自身を含めた124人連続で成功させようとするものだった。なお、この124人という数が達成されると世界記録になるのだ。

三山の周りにはDJKOOも参加したけん玉名人たちが集まり、ラストの124人目である三山が歌唱を終えるとともに大皿を見事に成功させ、生放送中にギネス記録達成となる・・・はずだった。

さて、このチャレンジ企画は相当に無理があったのだろうか・・・けん玉が開始されるのであるが、あろうことか早くも14人目で失敗したのである。




しかも失敗したのが序盤の最初というような、三山が歌いはじめるあたりの微妙なタイミングであったために「やり直し」さえも出来ずそのままの状態で残りの110人がチャレンジを続行しなくてはならない虚しい状況となったのである。

この結果、けん玉チャレンジは14番目が失敗した以外は三山を含め全員が成功したために会場は一応拍手に包まれたのだが、その直後「残念!失敗です!」のアナウンスが流れ、改めてギネスチャレンジは失敗となったことが全国のお茶の間へ伝えられたのである。

この放送を見ていたというタレントの伊集院光は、自身のラジオ番組『伊集院光深夜の馬鹿力』の2018年の1月1日放送で、「いったい『どうなってしまうんだろう』と思ってみていた」「スタッフのなかでも序盤で失敗するという考えはなかったのか」といった誰もが同じように感じた疑問をツッコミしていた。またネットでも「年末におもしろいハプニングが見れた」「14番の人の心境を考えると涙が出る・・・」と様々な反応があったようだ。

なお、けん玉を失敗した14番目のけん玉名人は、一般人ながらもあごヒゲにちょんまげヘアーという非常に際立ったルックスだったということもあり、ネットで更に大きな注目を集めてしまったという。

2018年の年末年始は腐乱した烏龍茶を飲む破天荒ディレクター箱根駅伝に乱入した謎のアンパンマン号ドラマ『都庁爆破』が『ダイ・ハード』にソックリなど様々な放送事故・ハプニングが報告されており、例年以上に狼藉たる年末年始のテレビ放送だったと言えるだろう。

(文:江戸前ライダー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像は©第68回NHK紅白歌合戦 – NHKオンラインより