マラソンで名を馳せた松野明美だが、ここ数年天然ボケキャラでバラエティー番組から引っ張りだこである。天然ではなく実は計算したキャラクターではないかと筆者はすっと思ってきたが、どうやらそうでもなさそうで本物の天然のようだ。
2017年12月27日、TBS系列で放送された「水曜日のダウンタウン」で松野へのドッキリ企画が放送された。
その企画の内容と言うのは、未来の松野本人から現代の松野へと電話がかかってくるというとんでもない設定である。未来の松野の声はものまね芸人の坂本冬休みが演じていた。
普通の人間ならこのありえない設定を信じる事は無い。『ああ、これはドッキリ企画ではないのか』と疑うのが常だが、松野はこの設定を100%信じてしまった。
ここまでは1年前に仕掛けたドッキリであり、昨夜はその続編として未来の松野から再び連絡があり、2020年に勃発する人類とロボット軍の戦争により、人類のリーダーになる松野を暗殺するべく刺客のロボットがタイムトラベルしてくるという設定だ。
かの有名な映画「ターミネーター」そのままの設定だが、驚くべきことに松野は素直に信用してしまった。
刺客ロボットの特徴は革ジャンにサングラスという、これまたシュワルツェネッガーが演じたキャラクターそのままの様相であった。
その刺客ロボットの追撃をかわすには、顔認証システムをクリアなければならないと未来の松野(坂本冬休み)はいう。そのためにはロボットが松野の前まで現れたときに、ヘン顔をしなければいけない・・・。
あまりにもバカバカしい設定だが、これまた松野はすっかり信じてしまった。
たびたびロケ先に現れるターミネーターばりの刺客ロボット。そのたびにヘン顔で刺客ロボットの顔認証システムをかわす松野。信じられないような爆笑場面が複数回展開された。
さらに宇宙関連の施設で取材中に、刺客ロボットに襲われ、逃げるために宇宙船に乗り込むという設定にまでエスカレートした。そのまま宇宙空間に飛び出し、刺客ロボットの攻撃をかわし、再び地球に帰ってくるというドラマチックなエンディングだったが、ここまでいっても松野はまだドッキリだと気づかない。
さらにその後、マネージャーらしき関係者には「夢が現実かわからない」と宇宙空間での冒険を熱く語っていた。
スタジオでは松野の天然ぶりを松本人志や伊集院光がある意味凄いと絶賛していたが、もはやここまでの天然ぶりとはにわかには信じがたい状態である。
いい大人がここまで騙されるとは人間的に問題があるのではないかと心配してしまう。伊集院も指摘していたが 「演技でここまでやれる人ではない」と言う意見に筆者も同感だ。
いろんな意味で松野明美は大丈夫なのだろうか・・・。
それにしても「水曜日のダウンタウン」は面白い。過去にもクロちゃんをしつこくイジったり、アニマル浜口が激怒したり、かなり攻めている企画が多いのが妙味である。
(山口敏太郎 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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