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双羽黒と日馬富士、二つの暴行事件をつなぐ因縁めいた奇妙な関係

日馬富士が衝撃的な引退会見をした。

日本中がこの会見に注目し、彼の発言にマスコミが飛びついた。結局は、責任を取る形で横綱を引退すると言う悲しい結果になってしまったが、暴力に訴える事は確かに良くない。残念ながら一般社会に置き換えたら、妥当な決着のつけ方だろう。

暴力事件と言えば、朝青龍の事件を思い出す人も多いだろう。しかし、ある程度の年齢の人ならば双羽黒による女将さんへの暴行を思い出す人もいる。




双羽黒による暴行事件とは、ちゃんこ鍋の味がまずいと不満を漏らしていたところ、それを親方に密告され、親方と双羽黒が口論に発展、「もう帰ってこない」と捨て台詞を残して、双羽黒が部屋を飛び出そうとしたところ、それを止めた女将さんを突き飛ばしてしまい、怪我をさせてしまった事件だ。この事件が起きたのは立浪部屋である。

この立浪部屋というのは、もともとは伊勢ヶ浜部屋と連合を組んでいた。立浪・伊勢ヶ浜連合と言えばオールドファンは知っているはずだ。今回引退した日馬富士は伊勢ヶ浜部屋である。今の伊勢ヶ浜一門は立浪・伊勢ヶ浜連合が発展したものである。

つまり、双羽黒の暴力事件と日馬富士の暴力事件は同じ一門としてつながっているのだ。逆に同じ一門で暴力体質が残っていたと言う解釈になる。

抱き茗荷紋の呪い安部内閣の陰謀と言う都市伝説より、よほどリアリティーがあって怖い。

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(松田ケン ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

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