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座間複数遺体遺棄事件 Twitterで「首吊り士」を名乗っていた容疑者

10月30日、神奈川県座間市のアパートから複数人の遺体が発見され、警察は死体遺棄容疑で部屋の住人である白石隆浩容疑者を逮捕した。発見された遺体は女性8人男性1人の合計9人。室内にあった複数のクーラーボックスやコンテナボックスからは被害者の首、人骨約240個が入っていたとされている。

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容疑者の供述によれば犯行は金銭目的かつ一部暴行目的であったとされている。また、被害者は自殺志願者の集うサイトやTwitter等で探しており、自殺を考えている人に言葉巧みに近づき、自殺の実行を決意させて呼び出していたとみられている。

実際に彼と接触したことのある人物によれば、楽に死ねる自殺の方法を伝えて「一緒に死のう」と持ちかけたり、「後から自分も追いかける」と伝えたりしていたという。少し難色を示すと殺害方法を語ってきたりしたので、自殺よりも殺人の方に興味があるのではないか、と思ったそうだ。

そんな自殺志願者を探していた白石容疑者のTwitterアカウントと思われるものが、「首吊り士 @hangingpro」とされるアカウントだ(現在は非公開になっている)。

2017年9月に取得された比較的新しいアカウントで「首吊りの知識を広めたい 本当につらい方の力になりたい お気軽にDMへ連絡ください」と書かれており、いかに楽に自殺できるかを説く内容になっている。しかし、当然ながら違和感を覚える文面も所々に存在している。




「自殺する前に友人、家族、SNSにこれから死にますや今までありがとうなど連絡を入れるのはNG。それが原因で怪しまれて捜索願いが出たり、場所を特定される可能性があるからです」

このツイートなどは、まるで被害者の言動から場所を特定され、足がつかないように指示しているようにも思わせる内容だ。

白石容疑者は犯行について、首を締めて殺害した後に浴室で解体したと証言してもいる。ネットに残された彼の発言は何を物語るのだろうか。

(田中尚 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©PIXABAY