10月24日に発売された写真週刊誌「FLASH」が、2015年に放送された阿部寛主演のテレビドラマ 『下町ロケット』(TBS系列)の続編製作が決定したことを報じている。
記事によると続編は来年の10月から放送。ドラマおよび原作は既に完結しているので原作者の池井戸潤が新たな原作を書き下ろす予定でドラマのオリジナル展開になるという。
現在、池井戸原作のドラマは『陸王』が放送されているが、その内容が賛否両論になっているほか、ピエール瀧や小藪千豊の徹底した悪役ぶりが話題で再び注目を集めている。
しかし、多くの池井戸ファンは今回の『下町ロケット』続編発表には心中かなり複雑な思いがあるという。
それは最終回において驚異的な視聴率42%を記録した『半沢直樹』の続編である。
『半沢~』は『下町~』以上にヒットしたドラマだったためにネットでは「半沢じゃないの?」「そろそろ半沢の続編が見たい」との声の方がすっと多いは当然のことである。
ATLASでも2017年中は『半沢』の続編は作られないだろうという内容の記事を掲載したが、事実その通りになってしまった。
ただし主演の堺雅人は2016年には『半沢』のパロディが存分に入った『妖怪ウォッチ』に特別出演しているので、『半沢2』の制作に関しては否定的というわけでは無さそうである。
恐らくは堺雅人をはじめとする前作からの出演者のスケジュール問題と思われるが、ただし『半沢』は放送終了からほぼ4年が経過しているために果たして前作以上の視聴率が取れるのかという思いは関係者には少なからずあるようだ。
TBSの番組スタッフ側は前作の視聴率を「倍返し」できるような大ヒットドラマを製作したいはずであろうが、さてそう上手くいくかどうか・・・。
(文:江戸前ライダー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
画像『TBS系 日曜劇場「下町ロケット」オリジナル・サウンドトラック』ジャケット写真より