本日TBS系列で放送された『マツコの知らない世界』に、イラストレーターの水森亜土が出演した。
久々のテレビ出演だったが、76歳とは思えない軽快なダンスや絵描きパフォーマンスを披露し、視聴者を驚かせた。
水森亜土と言えば、両手を同時に使ってアクリル板にイラストを書くパフォーマンスで有名だが、本日の番組で「両手書きは、オーディションの際にうかるためについた嘘だった」とカミングアウトした。
しかしながら、オーディションの審査員に促されて、即興で両手書きをやってのけたというから凄い。
70年代のテレビ業界にいた人物に言わせると、40代の頃の水森亜土はまさに神がかりのようであり、左右の手が同じスピード・同じ筆圧で動き、見事にイラストを完成していたという。
しかも、時には作画の全体図を見ずして、トークをしながら書いているにも関わらず、構図がまったく狂っていないイラストを書き上げていたらしい。まさに達人である。
水森亜土の作画風景を目撃したある外国人は「東洋の神秘だ!」と絶賛したらしい。
まさに絵を描くために生まれてきたような天才イラストレーターの水森亜土だが、意外な趣味も多い。実は麻雀が異常に強い勝負師であったり、ヒット曲を多数持つシンガーでもあるのだ。
番組でも披露された『ひみつのアッコちゃんのスキスキソング』『Dr.スランプ アラレちゃんのワイワイワールド』のほかにも『南の島のハメハメハ大王』や『ぼくはハゼドン』など多くのヒット曲を持つ優秀なシンガーなのだ。
伝説のイラストレーター、水森亜土をリスペクトせよ。
文:すぐれいち恭介