TBSテレビが総力を挙げて猛プッシュしている話題の新ドラマ「陸王」が10月15日より始まった。期待通りそこそこの数字を残したが、その内容に関しては批判と絶賛が入り乱れている。
アトラスでも報じたが、日曜9時のTBSドラマは「半沢直樹」が火をつけた形だ。悪い上司や悪い役人に反逆するサラリーマンの姿から視聴者が勇気を与えられたのである。
以来、サラリーマンや中小企業経営者の共感を得ることを狙ったドラマ作りが行われている「ルーズベルトゲーム」「下町ロケット」などいずれも高視聴率を獲得し、視聴者の圧倒的な支持を得てきた。
どうしても日曜日の夜は明日から仕事だと思うと憂鬱になりがちだが、これらのTBSで放送されるドラマを見たらスカッとするのだ。これは見事にサラリーマンや中小企業経営者の心理をついている。
今回も絶賛する声が多いが、一方批判の声も見受けられる。批判の内容は以下の通りである。
「悪い銀行員、横暴な大企業、社員たちのストライキ、社内にいる反対するベテラン社員、この辺の構図がマンネリ」
「熱い演説がウザい。言いたいけど普通は言えない」
「最後はがんばった零細企業が大企業を打ち負かす展開、最終回までのストーリーが読める」
というような意見が散見する。
しかし、筆者は反論したい。マンネリだからいいのだ。銀行にイジめられている中小企業が最後は銀行や大企業をギャフンと言わせる勧善懲悪ストーリーがたまらないのだ。
日頃、不満を抱えている全国のサラリーマンは、新しい21世紀の水戸黄門ストーリーとも言える、この日曜夜9時のドラマにとてつもないカタルシスを感じるわけだ。
偉大なるマンネリそれこそが「陸王」の魅力なのかもしれない。筆者は毎週観るつもりだ。
(山口敏太郎 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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画像©TBSテレビ「陸王」HPより