1980年12月8日午後10時50分、元ビートルズのメンバーで世界的なヒーローであったジョン・レノンが暗殺された。
「すいません。ジョン・レノンさんですね?」と声が聞こえた。
ニューヨークの自宅アパート付近でジョン・レノンは、ファンらしき男に声をかけられた。ジョン・レノンが振り返った瞬間、三発の銃弾が発射された。いきなりの発砲にジョンはなす術もなく撃たれ続け絶命する。
この男の名はチャップマン。彼はジョン・レノンのファンだったが、何故かジョンを射殺してしまう。チャップマンの手には「ライ麦畑でつかまえて」という本が握られていた。
病院に搬送され懸命に治療が施されたが、ジョン・レノンはそのまま帰ることはなかった。そしてこのジョンの死により、世界のビートルズファンが待ち望んだビートルズ再結成は、幻となってしまった。
この死に関して様々な噂が囁かれている。ジョン・レノンは自分の死が近いことに気づいていた。また、この暗殺事件には政治的な背景と、偶然の一致があるというのだ。
いささか神がかった所があったジョン・レノンだが、彼は自分の死に関して予言めいた発言をしている。事件当日、ジョン・レノンは気の合う仲間たちと(結果的に)最後のレコーディングを行っていた。すると、ジョンは友人であるジャック・ダグラスを部屋の片隅に呼んで、不思議な話をした。
「いいかい、ジャック。この話はヨーコには内緒にして欲しいんだ。僕はね、わかってるんだ。多分早死にするだろうさ。僕に残された人生の時間は僅かだけど、僕自身は死ぬ覚悟は出来ているし、僕の死後の評価は、あのエルビス・プレスリーさえ超えるだろうと思っているんだよ」
不思議なコメントである。ジョン・レノンは自らの死を、既に予感していたのだろうか。ちなみに、ジョンはこの暗殺事件の数日前に収録された雑誌インタビューでも同様のコメントを出している。自分に忍び寄る死神の存在を察知していた可能性がある。「死の予感」というやつであろうか。
他にもジョン・レノンの周辺には、不吉な暗示が見えている。1980年に発売されたジョンとヨーコのアルバムに「ダブル・ファンタジー」という作品がある。有名なアルバムであるが、妻のオノ・ヨーコがハスキーな声で繰り返す「キス、キス、キス、キス…」という歌詞があるのだが、この部分を逆回転してみると、なんと「サタンがやってくる…666.…」「我々が、ジョン・レノンを撃った」という英語に聞こえるのである。
まるで、ジョンが将来射殺されることがわかっていたかのようである。
(山口敏太郎 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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