妖怪

聖書に登場する原初の巨人『ネフィリム』





2010年3月30日、ギリシャで巨人の骨らしきものが発見されたというニュースが、その写真と共に発表されると、この巨大な人骨は旧約聖書に登場する巨人ネフィリムのものではないか!?と大変な騒ぎが(主にネット上で)起きた。

因みに余談だが、キリスト教関連の古文書古伝と言えばオカルト関連のネタが豊富なアトラスでは過去に死海文書の予言キリスト誕生時にUFOが出た記事を紹介してきた。

残念ながら、発見された巨人の骨についてはフェイクとの見方が強く、その証拠に巨人の骨に関しては写真は公開されても、骨をDNA鑑定するなどといった科学的な調査報告は未だに一件も確認されていないというのが現状なのだ。

そんなネフィリム、聖書の中では一体どのような存在なのか。「創世記」(旧約聖書)では勇敢な英雄として語られているのだが、「第一エノク書」などで伝えられている身長1000メートルを超える凶暴な巨人としてのイメージの方が一般的だろう。 

またネフィリムには手足の指がそれぞれ6本ずつあり、合計で24本の指があるなど、その巨大な身長以外にも我々とは違う特徴を持っている。




1000メートル以上の体を持っているのだから当然だとも言えるが、ネフィリム達は大食いでもあったため、人間達の収穫物だけでは腹を満たすことも出来ず、鳥や獣を食い、人間を食い、ついにはネフィリム同士で共食いまでするようになった。ネフィリム達の争いにより地上はすっかり荒廃してしまったとされている。

何故、ネフィリムのような巨人が地上に生まれることになったのか? それは、地上に降りた(神により天界から追放された)堕天使たちが、人間の娘との間に子供を作ったからだと言われている。 このことにより、巨人ネフィリムが地上に蔓延るようになってしまったのだという。

神は大洪水を起こして、ネフィリムを滅ぼした。千メートルもの肉体を持つ存在が生きていくようには地上は出来ていなかったということなのだろう。ただし、聖書の中では大洪水の後にも度々、ネフィリムは登場しており、生き残った者もいたのかも知れない(聖書の中ではそれが新たに生まれたネフィリムなのか、大洪水以前からの生き残りなのかといった経緯は明記されていない)。

なお、ネフィリムとは複数形であり、単数形で表記する場合はネフィルが正しい呼び方となっている。

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Mystery of Giant Human Skeleton

(山口敏太郎 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)