【食にまつわる怪】「豆腐娘」と「どうかんし」

≪豆腐娘≫

長崎県の妖怪である。

かつて長崎の島の娘は武家屋敷に奉公に出る事が多かったという。

ある娘がとある武家屋敷に奉公に出たが、主人の部屋に入る時、娘が敷居を踏んでしまい音が鳴ってしまった。しかし主人は娘の放屁と勘違いし、娘を冷やかした。

そのため、娘はその事を苦にして海に身投げをする。それ以来、娘の身投げした場所を通る時は豆腐を供えたと言われる。

何故豆腐なのかは不明だが、豆腐を供えないと海中から娘が出てきて海底にひきづり込むのだ。




≪どうかんし≫

長野県に伝えられている怪。

かつて真田信之が家来の鈴木右近を連れて金井池で網を打った時に薬缶のようなものがかかった。

右近が自宅に持ち帰ったところ、毎夜酒樽の酒がなくなってしまう。不審に思った右近が深夜見張っていると、ゴロゴロとものが転がる音がする。更に「チューチュー」と飲む音がするのだ。

なんと、あの薬缶のようなものが転がってきて、勝手に酒を飲んでいる。早速主君に報告すると「どうかんし」と名付けられた。

右近はその「どうかんし」を鎮守と共に祭ったという。

(山口敏太郎 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©写真素材足成

 

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