オカルトニュースサイト・ATLASを御覧頂いている読者の皆様、先日よりATLAS誌上にて告知させて頂いておりました、TBS『マツコの知らない世界』心霊ビジネスの世界が無事放送されました。
山口敏太郎のツイッターやブログ、FACEBOOKにもたくさんの反響が寄せられています。この場を借りて御礼申し上げます。
さて、番組内でも取り上げていましたが、心霊映像の見破り方を軽くご説明したいと思います。
1、幽霊にカメラ目線の奴はいない。
2、間合いの上手い幽霊はいない。
上記、二項目は番組内でも言いましたように、(本物がいると仮定するならば)幽霊は圧倒的に素人が多く、演技経験者などはほとんどいません。
カメラ目線やカメラがターンした瞬間に写り込むなど、よい間合いで入り込む幽霊がいたらほぼ90%の確率で役者さんです。無論、役者さんが死んで幽霊になったら絶妙のタイミングで写る可能性は残されています。
3、必要のないシーンを撮影している。
静止画・動画にかかわらず、撮影する必然性がない場面や風景の場合、あらかじめ幽霊をはめ込むための撮影だと推測して間違いないです。最近では巧妙になってきて、実家にあるリアルな古写真や動画にはめ込む手口もあります。
4、レンタルビデオでは裏パッケージを見よ。
レンタルビデオで回転している動画は基本エンターテイメントです。パッケージの裏側にある説明文をよく読んでください。小さい文字で「フェイクドキュメント」「再現ドラマ」と書いてある場合があります。これはメーカーが本物と言い切った場合、製造者責任において虚偽の宣伝をしたと法的に訴えられる場合があるので、小さい文字でリスクヘッジをしているのです。メーカーさんの気持ちは痛いほどわかります。
5、幽霊の照度、ピントを見よ。
幽霊の映像を後々はめ込む場合は、その周囲と照度が違ったり、ピントがずれている場合があります。最近、この不具合をごまかすために、意図的な手ぶれなどを入れる手法が横行しています。
余談、役者募集のメールが来る。
㈱山口敏太郎タートルカンパニーには役者が何人かおり、その役者にフェイクドキュメントに出てほしいというメールが来ています。現に若手は何人もフェイクビデオに出ています。今回は志月かなでにも出てもらいました。しかし、山口敏太郎にネタにされることを覚悟でメールを送ってくるメーカーさんはなかなか度胸がありますし、同時にエンターテイメントとして割り切った部分もあるのでしょう。ある意味、プロです。
また、この手の「フェイクドキュメント」「再現ドラマ」は若手の映像作家を育てる分野でもあり、多くの友人・知人が監督をしています。ですのであくまでこの手の心霊ビデオは、ショートホラーとしてお楽しみください。
念のため、付け加えますが、山口敏太郎は幽霊が実在する可能性を全否定はしていません。本物の超常現象に出会いたいために、疑わしい映像は順番にのけているだけです。
また、今回の企画ではかなりきわどい部分まで迫りましたが、まだ大人の事情で配慮した部分もあり、総合格闘技ではなく、あくまで”UWFスタイル”で行いました。分野は違えども前田日明さんの苦悩がよくわかります。また、無粋な懐疑派がうるさく騒ぐと思いますが、「敏太郎さんは、本当はパンクラスのスタイルをやりたいんだけど、今はまだ時期尚早、だからUWFスタイルだ!!」と言ってやってください。プロレス用語がわからない人はスルー願います。
(山口敏太郎 ミステリーニュースステーション・ATLAS編集部)