言葉遊びから生まれた妖怪?「怪人ヨダソウ」

北海道新聞「札幌都市伝説」という見出しの記事によると、札幌の大通公園には夜な夜な「怪人ヨダソウ」が出没するという。

サングラスをかけた中年男性の怪人で、ヨダソウの名前を逆から三回読み上げると退散すると言われている。




だが、この妖怪の名前をよく見て欲しい。逆さまから読むと「ウソダヨ」、つまり作り話というわけである。

この噂について、ある男子専門学校生は「大通公園のホームレスが話の元になっているのでは」と話したとの事。また、このヨダソウは東京周辺で数年前に噂されていた妖怪で、東京で生まれた妖怪が地方に伝播し、そこに定着したひとつの例である。

他にも逆さま言葉妖怪として、妖怪「そうぶんぜ」、妖怪「チパッ草(ちばっそう)」があげられ、謎々妖怪として、妖怪「あぎょうさん・さぎょうご」が報告されている。

これらの妖怪は平成の「学校の怪談」ブームの時に多数生まれ、書籍などで紹介されていた。




少し考えれば子どもでも意味がわかり、実在しないことが解るものである。これらの妖怪は子どもを安心させるとともに、児童文学としての側面が重視されたために考えだされたのではないかと思われる。

怪談はただ恐ろしいだけではない、その裏に哀愁があったり親しみを覚える内容であるものなのだ。

※出典 2003年9月9日付北海道新聞夕刊・サイト「現代特殊民話」

(ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像©PIXABAY

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