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手に入れると金運アップ!妖怪が転じて幸運のお守りに「三脚蟾蜍」

中国から伝説が伝わり、日本でも縁起の良いものと見なされるようになった不思議なカエルが三本足の蟾蜍(せんじょ)である。

中国の伝承にある仙人に(りゅう かいせん)という人物がいる。彼はぼっかいの生まれで金王朝の大臣だったが、後に終南山で修行して仙人になった。身なりはボロをまとったみすぼらしい姿だったが、非常に得の高い仙人であり、常に肩に「三本足の蟾蜍」を連れていたという。この伝承から劉海蟾は別名蝦蟇仙人とも呼ばれる。

この蝦蟇仙人の伝説から三本足の蟾蜍は長寿と福運を呼び込む吉兆の象徴とされ、珍重されるようになった。




現代でも、風水の縁起物として銭をくわえた三本足のヒキガエルのモチーフが使われることがあるし、ヒキガエルを三本足の状態にして剥製にしたものも作られていた。

現在でもこの剥製は販売されており、場合によっては日本の中華街などでも見ることができる。また、三本脚の蟾蜍をモチーフにした真鍮製の像は、金運を呼ぶ風水の重要なアイテムとして現役である。

(山口敏太郎事務所 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)