ここ最近、欧州の空で奇妙な現象が連続して報告されている。それは、空一面に浮かんだ巨大な「目」だ。
初めはロシアのチェリャビンスク州にて夜間に確認されたもので、地上からのライトを受けてぼんやりとではあるが、確かに大きな人の目に似たものが姿を現した様子がカメラに捉えられている。
それから一週間も立たないうちに、今度はチェコ共和国ニーデックの町にて夜空に巨大なピンク色に光る目のような物体が出現。
そして、5月3日にイギリスのヨークシャー州リーズにて、曇天に浮かんだ黒く巨大な目が写真に収められたのだ。撮影者いわく、ちょうど風景を撮影していた時に空にこのような模様が突如として現れたのに気がついたのだという。慌てて手にしていたスマートフォンで撮影したが、風が強い日であったこともあって、数枚撮影したが程なくして消えてしまったという。
これらの空に現れた「目」に関して、ネットではUFOや宇宙人のしわざではないかとする意見や、何らかの自然現象であるとする説、Photoshopで合成して作成したのだろうという身も蓋もない意見も出てきている。
写真を検証してみたところ、ロシアはチェリャビンスク州の目は地面からの光が雲の厚みによってたまたま目のように見えたのだろうとされている。また、ニーデックの目は電離層にかけて起こる放電に寄る発光現象、超高層雷放電である可能性が高いと見られている。
最後のリーズに現れた目は日中であることもあって、風によって流された雲が偶然この形に形成されたものだと考えられているが、それにしても見事な造形であると言えるのではないだろうか。
(飯山俊樹 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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