24日、元KAT-TUNのメンバーで現在はバンドINKTにてボーカルを担当している歌手の田中聖が渋谷区道玄坂の路上にて、大麻を所持していたとして大麻取締法違反容疑で逮捕された。26日午後1時頃、警視庁による家宅捜索が行われ容疑の裏付けを進める方針。
田中聖容疑の運転する車の中からは、大麻と吸う際に用いる巻紙が発見されており、巻紙の袋は開封されていて使用した形跡があることが判明している。また、見つかった大麻は幻覚作用が強いとされる花穂の部分であり、運転席と助手席の間に落ちていたとされている。
今回発見された巻紙は、大麻使用の際に一般的に使われているとされるもので、普通の紙巻きタバコにも用いるものでありタバコ屋でも購入することができるもの。これに厚紙のフィルターと、細かく刻んだ大麻を適量入れて巻き込み、フィルターとは反対側の端を葉が出てこないように軽く絞って形成し、フィルターとは逆側に点火して使用するという。
他にも、大麻吸引の器具としてはパイプやボングという水タバコが挙げられる。
田中聖容疑者は調べに対して「(巻紙を使って)1日10本から20本ほど、自分でタバコの葉をブレンドして吸っている」と答えているが、発見された大麻については自分のものではないと容疑を否認している模様。なお、車内からは市販のタバコの葉やライターも見つかっているという。
警視庁は今後、関係先の捜索や尿の鑑定等を行い、容疑の裏付けを進める方針であるという。
(勝木孝幸 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
画像©PIXABAY