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龍神が一休みした跡にできる!?「池の平の幻の池」

2024年の今年は辰年。干支は十二支の中でも唯一の架空の生物である龍だ。

龍は様々な神通力を有しているとされるが、特に雨や水に関連した能力を有していると言われる事が多い。そのため、龍神が動くと雨が降ったり、水が涌き出たりすると言われる事もある。中には「龍神が一休みすることにより、7年おきに出現する池」も存在している。

静岡県の山中に突如として出現する幻の池、「池の平」だ。

池の平は静岡県浜松市天竜区にある亀ノ甲山の標高650m付近に広がるくぼ地だ。普段は何の変哲も無いスギやヒノキが生えた林だが、およそ7年周期で夏の終わりに突然池が出現。数日から20日間で水が引いて、元のくぼ地に戻ると言われている。林の中に突如池が現れる光景は神秘的かつ幻想的なものであり、出現した場合はその光景を見るために多くの観光客が集まるという。

出現する池の規模は様々だが、縦約70m、横約40m、水深1.2mほどなので、そこまで大きな池ではないようだ。なぜこの池が現れるのかは不明だが、一説には静岡県御前崎市の桜ヶ池に住む龍神が諏訪湖を訪れる際、池の平で一休みした時に現れるとされている。


科学的にもこの池がなぜ現れるのか、その原理は詳しく解明されていない。「斜面に降った雨水が、1~2ヵ月後に崖下泉として湧き出してできる」とか、「草木の保水力によって雨水が集まってできる」などの説があるが、確たる説はない。

ちなみに幻の池が現れるタイミングも必ず7年と決まっているわけではないようで、降水量が少ない年には現れなかったり、2年連続で出現するときもあるなど様々のようだ。

今年は辰年、前回出現したのは2020年7月のため4年後となっているが、今年は辰年だけに特別に姿を見せてほしいものである。

(田中尚 山口敏太郎タートルカンパニー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

画像 https://twitter.com/y0cchi_