先日、NASAはみずがめ座の方角に生命の可能性がある惑星を7つ発見したと発表して話題になった。
この惑星には知的生命体まではいかなくともある程度高等な生命体は生息しているのではないかと考えられている。
では、いわゆる宇宙人と言えるような生命体は宇宙のどこかに本当に存在しているのだろうか?
実は海外では、予算約7,800万ポンドをかけられた地球外知的生命体発見ミッションが行われていた。
ロシアの富豪ユーリ・ミルナーは、2015年に英国の宇宙論者であるスティーブン・ホーキング教授の支援を受けて、アメリカのグリーンバンクやウェストバージニア、オーストラリアのパークスラジオ等に存在する世界最大級の電波望遠鏡を使用して、宇宙空間からもたらされる電波を受け止めて分析するという計画であった。
宇宙空間には様々な電波が飛び交っている。もし科学的に進んだ技術を持つ知的生命体が存在しているのならば、何らかの人工的な電波を発しているはずであり、人工的に発生された電波であれば、自然発生している電波とは違った変調パターンや不規則な挙動を見せるはずなので、分析して割り出すことが可能と見られていた。
調査の結果、これまで数ペタバイト(※1ペタバイト=百万ギガバイト)のデータが得られたが、残念ながら現在では得られたデータの中には、知的生命体が発した電波の可能性が存在するものは存在しなかったという。
しかし、今後も同様の調査を行っていくことで、いずれは地球外に存在する知的生命体からの電波を拾うことが出来るかもしれない…そう、研究者らは考えているという。
(飯山俊樹 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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