2013年2月3日、アメリカはアリゾナ州南東部のトゥーソンの砂漠地帯にて、非常に場違いで奇妙な物体が多数出現しているのが発見された。
赤い砂漠の大地に突如出現したのは半透明で紫色に光るおびただしい数の球体だった。球体は数センチ程度で水分を含んだ少し固めのゼリー状。そんな粒が水たまりのように、砂漠にひとかたまりになって出現していたのだ。
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Purple Alien Eggs Found In Arizona Desert? 2013 HQ
発見者はたまたま近くを通りかかった現地の夫妻で、アリゾナの砂漠地帯の写真を撮影するためにこの場所を訪れていたのだという。
夫妻も砂漠で初めて見る現象であったため、写真に撮影して動物学者の友人に鑑定を依頼、また同州のローカルテレビ局にも送ったという。
テレビ局のスタッフが早速現地に急行して物体を調べてみたところ、粒はネバネバしたビー玉のようなもので、潰れる際に中から水が出てきたという。テレビ局も地元の植物園の植物学者に鑑定を依頼したところ、もし自然発生したものであるならば、粘菌ないしは白キクラゲの一種ではないかという答えが出てきたそうだ。
だが後に、ニュースを見た人々や放送を見た人から高分子ポリマーや保湿ビーズではないかとする意見が寄せられていた。何れも水分で膨らみ、このような綺麗な球体になる物質だが、そうだとしてもいきなり砂漠の中央に何千何万もの保湿ビーズが出現するとは考えにくいし、砂漠の中で長い間乾かずにおかれていた点は説明がつかないという。
果たしてこの物体が何なのか、この物体を砂漠に置いたのは何だったのか。詳しいところは結局不明なままだ。
(加藤史規 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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