業界のウワサ

北朝鮮による拉致未遂事件!?若人あきらの行方不明事件ミステリー

 我々、中高年にとって郷ひろみの物まねというと、若人あきらである。

 現在では我修院達也と改名し個性派俳優として活躍しているが、彼は過去に行方不明事件に巻き込まれている。




 事件が起きたのは1991年3月3日、静岡県熱海市和田浜南に位置する防波堤で釣りを楽しんでいた若人あきらが釣り道具を残したまま行方不明になった。

 事件当時は、海に落下し流されたのではないかと推測され、沿岸から沖合にかけて警察や任意のボランティアも含め大規模な捜索が行われた。
 三日後、若人あきらは無事に発見されたが本人の記憶が一部不鮮明であり、様々な仮説が流布された。

 事件発生時、仕事が減っていた若人あきらが話題づくりを行ったという説、海に落下した際に頭を打って記憶が定かでない説、北朝鮮工作員による拉致未遂説などが主流であった。

 2003年になって『週刊新潮』が警察庁警備局の関係者の証言を元ネタに北朝鮮説を報道し、大きな話題となった。

 北朝鮮の拉致未遂説に関しては、筆者も当時警察関係者や漁業関係者を取材している。
 沿岸部や海岸にいる日本人を拉致していた北朝鮮の工作員が若人を拉致しようとしたが、若人が得意の空手で対抗、窮地を脱するために若人は海に飛び込んだ。



勿論、拉致されかかったときの記憶はハッキリとしているが、その後一貫して記憶喪失のふりをしていたのは、北朝鮮の工作員から自分の身を守るためだという。

 なかなか興味深い陰謀論ストーリーだが、我修院達也と改名したあとは自ら溺れるシーンを演じるなどうまくネタに昇華している。

 お見事である。

(山口 敏太郎 ミステリーニュースステーション・アトラス編集部)

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