2016年夏に大ヒットを記録した映画『シン・ゴジラ』(監督:庵野秀明)のDVDおよびBlu-ray Discが3月22日に発売された。
映画に続きDVD・Blu-rayの売上も好調、一部の家電量販では売り切れ店も続出。またDVD発売を記念して音楽会「シン・ゴジラ対エヴァンゲリオン交響楽」がオーチャードホールで開催されるなど再び盛り上がりを見せている。
そんな”ゴジラ熱”再燃の中、Twitterなどのネットメディアでは「シン・ゴジラの続編決定!」などの情報が広く拡散。一部で混乱があった。
それを受けて庵野秀明が代表を勤める「株式会社カラー」は3月23日朝に公式Twitterにて「一部で誤解が生じているようですが「次回の『ゴジラ』シリーズ」とは「アニメのゴジラやハリウッド版のタイトル等」を指しており、庵野秀明が『シン・ゴジラ』の続編を手掛けるということではございません」と公式に噂を否定した。
ことの発端は「シン・ゴジラ対エヴァンゲリオン交響楽」でのエンドクレジットにて「『ゴジラシリーズ』次回作と『シン・エヴァンゲリオン劇場版』にご期待ください」と表示されたことが原因だという。
株式会社カラーの公式文から察するに、『ゴジラシリーズ』には庵野秀明監督の『シン・ゴジラ』以外の今夏公開の長編アニメ映画(『GODZILLA』)のほか2020年に公開予定のハリウッド映画(『キングコング対ゴジラ』の予定)のほか、これまで制作された「ゴジラと冠のつく全作品」を指す言葉であると思われる。
この言葉の真意には「今後も皆で『ゴジラシリーズ』を応援しよう」という「ゴジラファン」としての庵野監督流のメッセージである可能性が高いという。
残念ながら『シン・ゴジラ』の続編および庵野監督の『新作ゴジラ』は予定こそないものの、2016年に高い興業収入および数多くの作品賞を受賞した『シン・ゴジラ』だけに続編待望の期待は今後も続くと思われる。
(穂積昭雪 ミステリーニュースステーション・ATLAS編集部)
画像は『シン・ゴジラ Blu-ray2枚組』ジャケットより