小人や妖精というと、絵本や伝説上の存在と考えがちだが、実は割と最近でも目撃証言のあるものであったりする。
2000年代頃から注目を集めた日本の「小さいおじさん」等も小人の目撃例に入れても良いだろう。
小人や妖精の目撃証言が今でも多数報告されているのは、やはりイギリスだ。中には非常に具体的な証言なども存在しており、研究や検証が行われていたりもする。
そんな研究対象となっている目撃証言の一つが、1979年にイギリスはノッティンガムのウォラトン公園にて、6人の子供が奇妙な生物と遭遇したケースだ。
当時8歳から10歳までの子供たちが、夜間に数十人の「ノーム」を目撃したというのだ。彼らは子供たちの身長の半分ほどしかなく、白く長いあごひげにとんがり帽子を被り、小さな車を引きながら公園の周りを走り回っていたという。なお、目撃していた時間は約15分程度だったという。
ちなみにこの公園近辺では他にも小人の目撃証言があり、Marjorie Johnsonの著書「Seeing Fairies」によれば、つい数年前にも大人が彼らの証言とよく似たノームを目撃していたという。
また、1900年代初頭には「警察官のような格好をした60センチ程度の小人」を目撃したとする報告例もあったという。なお、資料によれば「小人たちはとても幸せそうに笑っていた」という。
このように、同地では小人の目撃証言が多いため、調査を行おうとする動きが出てきている。70年代の証言であれば、目撃者らは40~50代。今でも事件を覚えているならば、ぜひ証言を聞かせてほしいと研究者らは語る。
果たして、彼らがみた小人は実在したのか。調査結果が出ることを期待したいものだ。
(田中尚 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)