俳優の平幹二朗さんが10月23日、自宅の浴槽で急死しているのが発見された。享年82だった。
平さんは1956年に俳優座の座員となり、今年2016年はデビュー60年にあたる年だった。
NHKの大河ドラマでは常連で1970年放送の『樅ノ木は残った』、1973年放送の『国盗り物語』で主演を勤めたほか7本の作品の助演している。また、蜷川幸雄作品の常連として日本を代表する舞台俳優として世界的も知名度が高かった。
また2016年10月17日から放送されたフジテレビの月9ドラマ『カインとアベル』では主人公の祖父という重要な役どころで出演していた。
急死であったため『カインとアベル』では平さんの出演は、先週撮影されたシーンが本日24日放送分で最後ということである。
また代役を立てるかどうかは今後の発表になると思われる。
ドラマ放送中に俳優が亡くなったケースはこれまで何度か発生しているが、第1話が放送された直後での急死は近年あまりなかった。
そのため、今後は代役を立てるか出演シーンをなくすのかは不明だが、平さんが演じていた役柄が物語の重要なパートであるという設定のため、代わりに演じることのできる役者を短期間で探すことのはたいへん困難になると思われる。
平さんのご冥福をお祈りします。
(ミッチェル横山 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
平幹二朗