平成26年3月から行方不明になっていた埼玉県朝霞市の中学3年の女子生徒が、今年3月まで東京都中野区のアパートに2年間におよび監禁されていた事件の初公判がさいたま地裁にて行われた。
この裁判で「少女を洗脳するためアサガオの種から抽出した麻薬成分を食事に入れた」と犯人の寺内樺風(かぶ)容疑者が自供したことが明らかにになった。
犯行に使われたアサガオの種類は不明だが、一部では幻覚性の強い「チョウセンアサガオ」ではないかと噂されている。
チョウセンアサガオは「ダチュラ」の名で広く流通しているほか、別名としてマンダラゲ(曼陀羅華)、キチガイナスビ(気違い茄子)という非常に物騒な名前で呼ばれており、古くから幻覚効果の高い薬草として有名だった。
また、見た目が綺麗なことから園芸用にも販売しており、入手は意外と容易で、鎮痙薬としても使われたりすることもある。
ただし、過去にはその毒性に注目したオウム真理教が「ダチュラ」をもじった「ダツラの技法」として洗脳・自白に使用したことからマイナスイメージがついたため、近年では「エンジェルズ・トランペット」という名前で販売されていることが多い。
チョウセンアサガオは薬用ではあるが、大量に摂取すると記憶を失ったり妄想、悪寒など覚醒剤と似た症状が現れるとされ他の幻覚薬物とは比較にならないほど強いという。また摂取を間違えると失明などの危険性があることが報告されている。
上記のような入手の容易さから使用したアサガオは「チョウセンアサガオ」ではないかといわれているが、現在まで警察からの詳しい発表はない。
(※上記は都市伝説記事です)
(ミッチェル横山 ミステリーニュースステーション・アトラス編集部)