「ホリュウ」は妖怪ウォッチ2以降に登場する龍タイプの妖怪で、可愛らしい見た目のりゅーくん、かっこいい龍神、青龍とは違いちょっとおまぬけな姿をしている。
それもそのはず。ホリュウはすぐに決断できずになんでも保留にしてしまう妖怪で、ものぐさな人はこの妖怪がとりついているとされる。
ゲームでは2回に1回しか行動できないなど、あまり使い勝手はよくないが必殺技の「とりあえずブレス」という技は超強力で敵全体に大ダメージを与えることができる。
また『妖怪ウォッチ3』ではさらにパワーアップ。ようじゅつが全妖怪中4番目に高いなど実力の片鱗を見せている。
モデルはりゅーくんや龍神と同じく龍と思われるが、太い眉に妙にオヤジくさい風貌からホリュウのほうが我々に馴染みの深い日本風の龍のビジュアルをしている(しかし「妖怪ウォッチ3」ではなぜかアメリカにしかいない)。
日本の龍は、古くから馴染みのある妖怪のひとつで様々な伝説が残っている。また埼玉県の某寺には「龍の骨」とされる巨大な顎骨が残されている。
全長は20センチと小さく、細かい歯が立ち並び、見るからに頑丈そうなこの骨はまさに伝説の怪物「龍」のあご骨と呼ぶにふさわしい。もっとも、この骨が本当に龍の骨なのかは謎のままだが・・・。
なお、余談ではあるがホリュウは『妖怪ウォッチ2』では非常に仲間になりづらい妖怪のひとりとされていた。
ゲームシステムの問題なのか原因は不明だが、おそらく仲間になるのもめんどくさがって「保留!」にしていると思われる。
(文:穂積昭雪 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)