森田健作は、俳優・タレント、そして政治家として活躍する人物。
高校卒業後の浪人時代に姉の知人筋の紹介によって映画のオーディションを受けて芸能界デビューを果たす。1971年放送のドラマ『俺は男だ!』で主演をつとめたことで青春スターの地位を確立し、また同ドラマで彼が歌唱する主題歌「さらば涙と言おう」も大ヒットとなり、歌手としての活動も展開した。

政治家としては、1992年に参議院・東京都選挙区、1998年には衆議院・東京選挙区にて当選、2009年には千葉県知事に初当選して2020年まで計3度の当選を果たした。知事時代は、退職する県職員の辞令交付式にて「さらば涙と言おう」を熱唱することがコロナ前の2018年まで恒例となっていた。自身の退任時のセレモニーでも同曲を歌唱している。
通称「モリケン」と呼ばれ親しまれている森田だが、この「森田健作」という名前は芸名であり、知事時代などの公文書などには「鈴木栄治」という本名が記されている。
1969年1月11日に劇場公開された映画『夕月』。この映画は、女優であり歌手の黛ジュンのヒット曲を映画化した作品であるが、冒頭で触れた森田が受けた映画オーディションとはこの映画の黛の相手役オーディションのことである。つまり、本作は森田の初出演作品というわけだ。

実は、この森田健作という名前は本作での彼の役名。つまり、映画の役名をそのまま芸名として名乗るようになったのが由来となっている。
因みに、この映画での出演は少々事情があり、もともとは松竹において宣言部の助手でアルバイトとしていた森田であったが、実のところ事務所や制作部、そして監督に至るまで、相手役は森田で早々に決定していたという。
ところが、オーディションの最終審査で主演の黛が、「森田君じゃイヤだ。目黒さんと共演したい」と言い出してしまった。目黒とは、松方弘樹の弟・目黒祐樹のこと。森田を相手役にするという話は、関係者の中だけで進めていた話であったが、黛はもちろん森田自身も全く知らされていなかった事情である。
結果として、関係者たちの説得によって、次回作で目黒を共演させるというような案で黛を納得させ、『夕月』の制作がなんとか始まったという。
【参考記事・文献】
・https://friday.kodansha.co.jp/article/242704
・https://www.yomiuri.co.jp/politics/20210316-OYT1T50347/
・https://www.pasonica.com/%E6%A3%AE%E7%94%B0%E5%81%A5%E4%BD%9C/
・https://dic.pixiv.net/a/%E6%A3%AE%E7%94%B0%E5%81%A5%E4%BD%9C
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【文 黒蠍けいすけ】
画像 ウィキペディアより引用





