2018年5月16日に急性心不全で亡くなった歌手の西城秀樹さん。これまでATLASでも「カレーを国民食にした」、「ペンライトや野外フェスは西城秀樹発祥」など、さまざまな「西城秀樹都市伝説」をご紹介してきたが、先日とある方から以下のような、新しい西城秀樹都市伝説の情報をいただいた。
死去から約1ヶ月が経過した今も新たな伝説を作り続けるとは、さすがは昭和の大スターである。さて、その都市伝説とは、「8時だョ!全員集合の放送事故にはほぼ西城秀樹が関わっている」というものだ。
『8時だョ!全員集合』(1969年~1985年)といえばザ・ドリフターズによる昭和時代を代表する生放送バラエティで、ライブゆえ様々な放送事故を起こしてきたことでも知られる。
なかでも有名なのが「停電事件」および「スタジオ炎上」である。
「停電事件」は1984年6月16日、中継先である入間市民会館で発生した事故で、いかりや長介がオープニングで「8時だよ!」と叫んだ瞬間、停電しスタジオが真っ暗になってしまった。幸い約9分後に復旧したが、冒頭10分は真っ暗のまま生放送という前代未聞の珍事となってしまった。
この日のゲストは西城さんの他に河合奈保子、菊池桃子らで、西城さんは暗闇で挨拶をした時に「西城秀樹です。暗い中失礼します。このような状況でどうもすいません」という珍コメントを残している。
また「スタジオ炎上」は1977年5月14日に発生した事故で、「探検隊コント」の途中、小道具のヘビにピストルの火花が着火し炎上。すぐに消し止められ怪我人は無かったが、会場である取手市民会館の非常ベルが鳴り響き、その時点でコントは中止となった。
実はこの時、ヘビに向けて発泡していたのが、ゲストである西城さんであったことはあまり知られていない。
西城さんは『全員集合』には計73回出演した男性部門の歴代最多ゲストであり、パプニングに巻き込まれる割合は他のゲストに比べて当然高いはずだが、このアクシデント確率には今更感心してしまうほどだ。
いろいろな話題を提供してくれたスーパースター西城さんのご冥福を改めて祈りたい。
(文:江戸前ライダー ミステリーニュースステーションATLAS編集部)