近年、ネット上に未来から来たと自称する人々がメッセージを残し、注目される事が起きている。中にはYoutubeをはじめとする動画で声明を残すケースも出てきている。
今年2018年開けて早々、Twitter上に「2075年から来た」と主張する人物が現れて話題になった。
「YJ(@YJ943636)」と名乗る人物は1月3日の15時過ぎに突如現れ、「質問は答えられる範囲で返します」と呟いた。ネタと思われてからかうようなコメントも多かったが、彼の発言が真面目であったこともあって、次第に注目を集めるようになっていった。
彼はこの時代の人々と関わりを持とうとした理由について1)協力者を見つけるため、2)興味本位、3)忠告のためと述べている。
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Twitterに現れた未来人「YJ(@YJ943636)」
彼いわく、2075年までに起きる世界的な出来事の中で重要なことと言えば、一番が朝鮮併合だという。最近注目されている北朝鮮情勢だが、アメリカと北朝鮮が戦争状態になることはなく、金正恩が暗殺され、その2年後に併合され、北朝鮮という国がなくなるのだという。しかし、2075年までになくなってしまう国はかなり多く、大半が自然災害で消えてしまうのだそうだ。
また、日本についても言及しており、将棋などの色々な分化は残っているそうだが、「首都が岡山になっている」と証言している。
彼の発言から読み取れる文字数制限のあるTwitterのためか、非常に断片的なものとなっている。そのせいか、不穏な内容のものも多い。例えばAIに関する質問には「『作るべきではなかった』とだけ」、第三次世界大戦については「金正恩氏の暗殺により朝鮮、アメリカ、日本、韓国、中国と始まりました」「非核三原則は撤廃です」と残している。
Twitter上での会話は次第に盛り上がり、「YJ」の正体について「柳田」であると語る人物「A」が登場し、この人物も「2018年5月2日に島根県西地区に、被害は少ないものの人工衛星が落下する」などの書き込みもなされるようになった。
「YJ」がTwitter上に姿を現していた時間は非常に短く、最後に自身のアカウントの信ぴょう性を問うアンケートを行っていた。その結果、65%が「信じない」という結果となった。結局彼はそのまま出てこなくなってしまったのだが、ネット上では彼の正体について色々と議論がなされることとなった。
「アカウント名を読み解くとネット上でネタにされる人物に行き当たる」という説が出てきたこともあって、最終的にはネタだったのだろうという結論になった。
だが、彼は数日後に再びTwitter上に姿を現したのである。その後の顛末については別の機会に譲りたい。
(加藤史規 山口敏太郎事務所 ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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